太陽光自家消費シミュレーション (Step 5)
導入前のシミュレーション
新規の場合は、このステップの最初に太陽光導入前の使用量、電気料金などを計算し、表示します。
濃青の部分が購買する電力量(買電量)を表しています。 また、"買電量ピーク値" は各月の需要ピーク値で、その最大・最小値を表示しています。1
右下のチャートは "選択した日の推移" と "時間毎の購買量(最大・最小・平均)" の2つのチャートを切替表示できます。
"時間毎の購買量(最大・最小・平均)" では、通年あるいは特定の月を指定して、時間毎の購買量の最大・最小・平均値を表示できます。 これにより、ピーク時間帯の把握が容易になり、目標ピーク値や充電時間帯の設定に活用できます。 なお、通年で表示した場合は、各時間帯の最大値となっている日付(同じ値の場合は最も古い日)を選択することで、 その日の "選択した日の推移" を表示することができます。
太陽光自家消費シミュレーション
太陽光発電量についても、時間毎のシミュレーションデータがあれば、それをインポートできます。 "施設の情報 (Step2)" と同様に "クリップ"アイコンをクリックして、ファイルを指定してください。
ない場合は、METPV20の日射量観測地点(施設の都道府県でフィルタリングされています)から近隣のものを選択し、 太陽光パネルの出力・方位角といった情報を入力(3面まで入力可)し、発電量を計算します。 また、年間の予想発電量がある場合はそれを入力することで計算結果を補正します。
"シミュレーション"ボタンをクリックするとシミュレーションを実行します。
オレンジ部分が太陽光の自家消費、黒い部分が太陽光の余剰を表しています。
また、過積載の場合にはパワコンで切り捨てられるロス分を灰色で表示します2。
シミュレーションの結果、自家消費により買電量がどの程度下がるかを確認できます。 また、年間の自家消費率や余剰率、電気料金の削減率等もあわせて表示しています。
なお、シミュレーションの実行時に "想定する蓄電池" の情報を入力することにより、その蓄電池を使ったピークシフトで ピーク値をどの程度下げられるかを "目標ピーク値" として表示し、その目標ピーク値を超える買電量の最大値(1日の合計と時間単位)を表示します。
購買電力のピークを抑えるためには、超過している買電量を蓄電池の放電で賄う必要があります。 したがって、超過買電量合計の最大値は1日に必要な放電量の合計(蓄電池実効容量 x 放電変換効率)、超過買電量(時)の最大値は1時点で必要な放電容量(定格出力)の 範囲内である必要があります。
なお、太陽光は天気による変動リスクがあるため、太陽光の自家消費分を含めた電気の総使用量での超過分もあわせて計算しています。